転職の際に有利になる可能性が高い

常勤看護師として働くことによる魅力的な部分が、転職の際に有利になる可能性があることだ。
常勤で勤務することにより、労働時間が長くなり1日約8時間勤務が基本となる。1週間の勤務日も5日程としっかりと看護師として働くことになる。
そうなると、看護師としての知識とスキルが向上しやすく、結果的に一人前の看護師になる可能性も高くなる。その点が転職する時に有利に働くと言われている。

他の医療施設に転職する際、経験を重視される可能性がある。
常勤として長く勤務しているとそれだけ看護師のスキルが高いという判断をしてもらいやすいため、すぐに転職先が決まる可能性が高い。しかし非常勤の場合、1日の勤務時間が比較的短いので、看護師としてのスキルは常勤よりも向上しない可能性があり、その部分が採用試験でマイナスになることも考えられる。

また、非常勤で昼間のみの勤務しか経験がない看護師が夜勤のある医療施設で正社員として働きたい場合、夜勤の経験が不足しているケースが多い。そのため、常勤勤務で夜勤経験がある看護師よりも評価が落ちることが少なくない。

以上のように考えると、常勤看護師として長く働いた方が職場を移る際に苦労しない可能性があり、自分の将来性を高められる可能性がある。
もちろん、自分の状況に応じて常勤で勤務するのか、非常勤で勤務するのかを考えることが大事である。しかし、評価を高めたいのであれば、常勤看護師として働いた方が良いと言えるだろう。